製品・サービス・企業の強みを考える
『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を読んだ。企業戦略とその考え方を紹介した本である。
この書籍の背景にある考え方は、顧客が本当に必要とする価値を創造すること、「バリュープロポジション」である。
バリュープロポジションを作るときに考えるべきは自社らしさであり、顧客起点で考えても差別化できない。
以下、自分に刺さった部分を抽出した。
現状の整理
- 事業ポートフォリオ
- 合理化の功罪
- 強靭な筋力が手に入るとは限らない
- 行き過ぎた合理化の結果、老人のように痩せ衰える(強みまで手放してしまう)パターンもある
強みの考え方
- 4つの質問
- 自分たちならではの強みは何か
- その強みを必要とする顧客は誰か
- その顧客は何を必要としているか
- 顧客が自分たちを選ぶためにはどうすればいいか
- 考えるヒント
- 強み≠能力
- 強み=能力を活かしてどんな価値を顧客に提供するか
- ターゲットは具体的な『こういう人』まで落とし込めなければ、自分たちらしさの発見・他との差別化もできない
- 製品を構成する3つのレベル
- 製品の中核:顧客が本当に買っているもの、提供する価値そのもの
- 製品の実体:実際に提供されるもの
- 製品の付随機能:完全な価値を提供するために必要なもの
企業のあり方
- 松下幸之助「利益追求が企業の最大命題ではない、利益は社会貢献を成せという社会の声」
- つまり、事業と社会貢献は同じ