なむなむ

@namb_nam による恥晒し

超今さらだが本の読み方がよくなかった

本当に今さらなのだけど、自分は文芸書とそれ以外の本を同じような丁寧さで読んでしまっていたかもしれない。 いや、ビジネス書でも実用書でも、基本的には必要な部分だけ読めばいいのだと思うし、読み飛ばしていいとは言わないが「全てじっくり読む必要はない」のは明らかだろう。

が、僕は、得られるものはすべて得ようとしてしまっている節があり、なるべく満遍なく集中力を保って読もうとしていたのではないか、と思った。

これは『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか』という書籍を読んでいたときにふと気付いたことである。この本は、著者のまとめと起業家へのインタビューパートで構成されているのだが、それぞれが(個人的には)ちょうどいい分量で細かく切れていて、とても読みやすかったのである。集中力を保つ必要がある時間が短く、波のようなのでいいペースが生まれる。少し離れてもまた戻りやすかったし、自分には明らかに不要な箇所にも気付きやすいし、いいことづくめだった。

この、なんでもじっくり読んでしまう感じ、読み終わった本を売るようになってからかもしれない。 「この本を読み返すことはないだろう」「この本から学べることはもうない」と言い切る必要はないはずなのに、手元からなくなると考えるとその思いが強くなってしまっていたように思う。